珊瑚礁の島にて

しぼったばかりの果実のような
透明で澄みきった光の波紋


 

この画像は筆者のものではない。ネット画像で拾った。
したがってこの投稿は不適切かもしれない。
それでもこれはどうしても紹介したかった。
このほろ苦くも懐かしい風景。
島を最後に訪れてから久しい。
古代の寺院のような石の風合いはそのままだ。
もう25年以上も経つとは恐らくだれにも判らないだろう。一目には新築にも見えなくもない。
色々な人々の顔が思い浮かぶ。
珊瑚石をわざわざホテルまで持ってきてくれたのは地元の石屋さんだった。
議員でもあった彼は巨大な回転ノコで荒っぽく(豪快にかっこよく)珊瑚の化石を自ら切り出したのだ。
鹿児島のシラス(火山灰)を固めた断熱平板はたしか鹿児島のインフラテックという会社の製品だった。
濾過システムは25年はもつまい。やり替えたのだろう。
大事につかってくれているのだろう。

2021年11月25日