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鎌倉広町緑地 管理事務所

鎌倉広町の森鎌倉広町緑地は、鎌倉市の南西部・腰越地域に位置する都市林です。 約48haの広大な緑地は、複雑に入り組む谷戸と丘陵地で形成され、わき水が流れ込む多様な水辺環境では、質の高い生態系が維持されています。一周の所用時間は約1時間半~2時間(外周路)。尾根には相模湾や富士山を望む眺望スポットが点在しており、御所谷入口付近の谷戸では、鎌倉市と市民が協力して進めてきた里山復元活動により、カエルが鳴き、トンボが飛び交う、かつての里山風景を楽しむことができます。(鎌倉市ホームページより)

広町緑地は鎌倉市によって事業計画※され、運営は地元のNPO法人に委ねられている。

御所谷の谷戸景観を阻害せず守り育むため、建物位置と外観が検討され、地元の意見を聞き決定された。

建物の印象として当初は素朴な農家のようなものが想定されていたが、それはテーマパーク的な虚構であり、例えば現代的な空調機械などは覆い隠しようのないものであり、現実的な選択として現代的な数寄屋風に割り切った細部により成る外観となった。

10年後、20年後の建物の落ちぶれ方を占うに、こちらの方が市民団体も利用しやすいとの考えに至ったのだ。

このたびは地元諸氏の献身的な尽力もあり、なんとか無様なものを出さずに済んだのである。

※設計委託:環境グリーンエンジニア

 


 

2017年09月28日